2021/12/03

「カメラオブスキュラで港まちの風景をのぞいてみよう!」レポート

 先日無事、ワークショップを終えました。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。

頭の中がやっと落ち着いてきましたので、レポートを書きます。




1120日(土)、港まちポットラックビルにて、「カメラオブスキュラで港まちの風景をのぞいてみよう!」を行いました。

7名の方にご参加いただきました。


まずは、カメラオブスキュラを知っていただくためにも歴史など少しお話したいな、、というところから、写真の歴史をざっくりとお話するという時間を盛り込みました。

11月に入り、ざっくりに収めるためにはどうしたらいいのだ。。と、頭を悩ませていた私。

使っていなかった頭の回路が、、開かない。。。

時間がかかりましたが、なんとかこじ開け、、

自分の過去の作品も振り返りつつ、あらゆる写真本を紐解き、お伝えするための資料を作成し、絵を描き、言葉を選び、練習して臨んだレクチャータイム。10分程度のつもりが盛り込みすぎました。。。倍くらい話していた、、、。



ニエプス、ダゲール、タルボットと写真誕生の話も少し入れ込みつつ、絵画と写真の関係についても少しだけ。

色々な見解はありますが、私が好きな本、「写真講義」(ルイジ・ギッリ著)の中に書かれているオランダの画家のことを話せてよかったです。この方の視点がとても好きで、頷きながら本を読んでたことを思い出しました。


そして時間が過ぎていく中、お持ちいただいた箱でカメラオブスキュラの制作に取り掛かりました。

レゴの箱、iPhoneの箱、オリンパスのデジカメの箱、1番くじのガンダムフィギアの箱。

私はカルビーのポテトチップスパリッとクリスプの筒。


1番の難関、中心にレンズの穴を開ける。これに皆さん苦労しておられました。

今回選んだレンズが、科学の実験で使われるような剥き身の凸レンズだったこともあり、大きく開けすぎるとレンズが脱落する恐れがあったのでみなさんとても慎重にカッターを使われていました。

仕上げに、私が皆さんのレンズ穴の微調整をしましたが、数ミリ削ったのち、レンズがキュッとはまってホッとしました。

この日、私のカッタースキルが確実に上がりました。


そして各々作成したカメラオブスキュラを持ってみなとまちへ。


カメラオブスキュラに映った像をカメラに収める。

これはなかなか大変なことです。

魅力的な画を探すということも。

二つの大変さ。もっとかな?

ピントをどこに合わせる?周りの環境を写す?カメラオブスキュラに映った像だけを写す?





カメラオブスキュラに映る像は逆さまです。

撮影に出かける前に、それをどう見せるかまで考えてみましょう。とお伝えしました。

最終的に写真を印刷し、写真集を制作するので逆さまに見せるか、自分の目が見ている画にするか。

どの見せ方が魅力的か。


会場に戻ってきて、撮影したデータをパソコンに移す時、CF(コンパクトフラッシュ)メディアをお持ちの方がみえて、読み込み機がないことが発覚しました。

急遽、デジタルカメラのモニターに映っている画面を携帯のカメラで撮影するという三重構造になりましたが、それもさらに魅力的な画になって面白かったです。


大きいカメラオブスキュラで集合写真を撮り、(このとき私はダブルスロットルの片方に入れ忘れるという失態をしました。のちに再撮影)各々写真のセレクト、印刷、1冊ずつにサイン入れ、製本までダダダーっと駆け抜けました。

表紙は窓枠のようにカットして写真が見えるようにしてみました。



作る、見る、覗く、写す、撮る、選ぶ、どの行為もクローズアップしていくと面白いものですが、今回は全て混ぜて、混ぜて、最終形がどんな風になるのかな?と私もどきどきしました。

収集がつかないようなものができたら嬉しい。とさえ思っていましたが、まとまりのある素敵な写真集ができました。




時間がなく、皆さんの写真について一人ずつお伺いできなかったのが心残りです。


今回ご参加いただけなかったのですが、過去にお世話になった写真好きな方からご連絡をいただきました。

高画質の時代になり、カメラの性能やシャープさだけの話題になりがちです。

この取り組みは、写真機のおもしろさを伝えるとてもいい企画だと思いました。

子供の頃に父の二眼レフカメラのファインダーをのぞいた時の感動を思い出します。

と。


私がやってることはなんだろうな。と改めて考えました。

生きている時間の流れに逆らうような、時代に取り残されそうなものを拾い集めているような気がします。

7年前の作品(カメラオブスキュラを使ってすりガラスに画を写し描いたり、フィルムの多重露光をしたり)と同じようなことをしているのですが、カメラを使って写真がどんなものかを解明したいのだと思います。この写真を撮ったひとは何を考えてたのかな、カメラはどんなものが好きかな、なにうつしてるの?と話し合いたい。写真への欲求がまた少しづつ湧いてきました。



私の選んだ写真は、逆さまで周りの風景も入れてみました。丸い筒を際立たせたかったのです。


2021/11/16

ワークショップを行います。「カメラオブスキュラで港まちの風景をのぞいてみよう!」

 今週末久しぶりにワークショップを行います。



2014年以来なので、7年ぶりでしょうか。。。
ちゃんと喋れるか心配ですが、、。
今週末お時間ある方は、ぜひ一緒に工作しましょう。
以下詳細です。
カメラオブスキュラで港まちの風景をのぞいてみよう! 
日 時|11/20(土)13:30~16:30
集 合|港まちポットラックビル周辺(名古屋市港区名港1-19-23 港まちポットラックビル)
ホスト|藤井昌美
参加費|500円(飲み物付き)
持ち物|空箱(蓋つきの高さのある箱。蓋と本体の高さあわせて 7.5cm以上*スマホの空き箱のようなものを想像ください)、カメラまたはスマホ
お手持ちの箱でカメラオブスキュラを作ります。
アクセサリーの箱、お菓子の箱、好きなキャラクターの箱、などなど、、あなたの宝箱を見せてください。
撮影に出かけます。
写真集も作ります。
もりもりです。











2020/12/15

夕景撮影


夕景撮影の時間がだんだん早くなってきました。

5時にはすでにまっくらです。

光るものを撮るのは楽しいです。

2019/05/31

写真のお仕事について


2人目が生まれてからは2ヶ月休んで、すぐ復帰をさせていただきました。
保育園の仲間や家族に助けてもらってここまでなんとかなってきたかなと。
ああ、感謝。

「藤井写真事務所」という屋号でフリーランスで写真撮影のお仕事をさせていただいております。
もうすぐ9年になります。
産前と産後では仕事の内容や、やり方も大きく変わりましたが、その都度できることをご相談させていただきながらやらせていただいています。

現在は愛知、岐阜の工務店さんからご依頼をいただき、竣工写真を撮影させていただくお仕事が中心です。
そのほかにも店舗撮影、インタビューカット、イベント撮影、記念日の写真など様々です。どのお仕事も自分の生活と違う場所に物理的にも心理的にも連れて行ってくれるので大切な時間です。

お世話になっている工務店さんのHP、よろしかったらご覧ください。
(いろんなカメラマンさんが撮影されていますので私はその一部、、、)

株式会社フェスティナ・レンテさん
https://f-lente.com/

株式会社ホームラボさん
https://www.homelab.co.jp/

作品もぼちぼち再開したいところではあります。

気長に。
やっていきます。

夏は撮影旅行にいきたいです。










プリントする、やる気がでる。

久しぶりに投稿をします。
そして二人目の子どもももう1歳を過ぎました !
驚きの時間の早さです。

上と下の子に挟まれながら毎日なんとか過ごしていますが、
成長の記録をきちんと残したいな、、と思いながらなかなか写真をまとめられない。

先日、仕事用のテストプリントで色々な用紙を試すため、同じ写真を何枚か注文した中に下の子の写真も一緒にプリントに出しました。

落ち着いたマット調の高級プリントに印刷され、うんうん、いいぞと、
飾るために額も購入しました!

額装するとしゃんとします。
いろいろ。

またプリントをしよう。







2017/08/27

来週より2週間ドイツです。

来週より1年ほど前から計画していたドイツへの旅と展覧会に旅立ちます。
2014年から2015年にかけて行われたONGAESHI artist exchange のカタログがついに完成し、
お披露目もかねてメンバーそれぞれが近作を展示致します。
また報告させて頂きます。


展覧会情報:
ONGAESHI artist exchange bremen nagoya 2014-15カタログ完成記念展
場所:Guest Studio Künstlerhaus Bremen/ドイツ ブレーメン
住所:Am Deich 68, 28199 Bremen,
オープニングパーティ: Thu 7.9.2017 18:30 から      
展覧会期: Fri- Sun 8.9.-10.9.2017 



2016/11/20

かっきーまんとぼく。


関ちゃん毎年毎年ありがとね〜。
かっきーまんとトラックとぼく。